デビットスプレッド – 相場の上昇or下落を取りにいく基本のスプレッド

わかりやすい基礎スプレッド解説

働くナマケモノです。

今回からはスプレッドについての解説記事になります。

スプレッドとはたくさんあるオプションの複数の銘柄を組み合わせてポジションを作る組み合わせの名前です。

日経225オプションのスプレッドとしては基本とも言えるデビットスプレッドとはどんな組み合わせのポジションなのか、わかりやすく解説していきます。

方向性を当てに行くデビットスプレッド

デビットスプレッドとは、ATMに近い行使価格を買い、遠い行使価格を売るという組み合わせのスプレッドです。

日経先物の上昇で利益を狙うコールでポジションを組む場合はコールデビット、下落で利益をを狙うプットの場合はプットデビットなどという言い方をします。

では、実際にデビットスプレッドを組んでみるとどのような損益図になるかを見てみます。

こちらの画像はコールで組んだコールデビットの損益図です。

赤の曲線ラインが期中の損益で、青のラインがSQ時の損益になります。

このポジションのSQの損益は以下のようになります。

最大損失 =-66000円 → 28500円以下

最大利益 = 184000円 → 28750円以上

SQ時損益分岐点 =28566円

このようになります。

オプションの損益の計算方法は記事にしておりますので、計算方法がわからない方はこちらの記事を覧ください。

デビットスプレッドの特徴

損益図から見られる特徴としては

1.損失は限定

2.利益も限定

という事がわかると思います。

損失に対する利益は今回の場合は損失:利益が1:3くらいになっていますが、SQまでの日数、価格帯、ボラティリティによって変わってきますので参考程度に。

基本的には損失に対して利益の方が多くなります。

実際にトレードする際のメリットデメリット

メリット

・損切りができない人は安心

・方向性の予想に自信があるが逆方向に動いたときの損失が怖い

・証拠金少なめ

・トレンドがはっきりしている時は利益にしやすい

デメリット

・利益限定なので大きな利益は狙えない

・方向性が合っていてもそれなりに動かないと利益にならない

・期中に利確を狙う場合、ディープインザマネーになってしまうと板が薄すぎてトレードし辛い

・逆に動いた場合のカバーが難しい

・大相場になった場合にも利益限定になり少し悲しい気持ちになる

まとめ

デビットスプレッドについての解説でした。

基本的なスプレッドですので、実際に使うかどうかはともかく覚えておきましょう。

他にも様々なスプレッドがありますので、損益図の形や考え方などを身に着けておきましょう。

次回以降の記事でも他のスプレッドを解説していきます。

では!

内容がためになったと思ったらこちらのボタンを押して応援よろしくお願いします。

↓ ↓ ↓
にほんブログ村 投資ブログへ
↓ ↓ ↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました